賞と権威とイメージと。

 どうも。佐○です。

 おっと間違えた。本当の名は・・・・・
 サム○ゴーチです。

 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 あまりやると怒られそうですので、止めときましょう。さて、これは、一体何故起きたんでしょうね。

 私が思うに、大衆の<イメージ>を利用した、<印象操作>ないし<商売>だと思うんですね。


 サム○ゴーチ氏の場合(誰とは言ってないので悪しからず)、聴覚障害者だと言いながら、ゴーストライターに音楽を作らせた。
 そして、その楽譜の善し悪しの外に、彼が 

<耳が不自由であるのに、これだけの物を作れた> 

 と言うイメージで、仕事を取った訳です。自治体とか公共系なんて、そんなのが過分にあったでしょうさ。
 で、●野さんの場合、デザインを転売することで、利益を得た。それまでには、当然のし上がった過程もある訳ですが、仲間内で審査員回して受賞してたって話もありますよね。

 すると、お互い評価は高まり、箔が付くってもんです。その箔で金を稼ぐんですよね。

 では、我が愛しのウイスキーへ話題を転じましょう。

 ちょっと躊躇するんだけども、まあ、しょうがねえ。



<賞って、どんだけ~~~~!?> ( IKKO風に )

・インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)
 1969年、ロンドンにて始まった歴史あるコンペティション。古いのは大体これ系の受賞だったりする。
 有名なのが、アベラワー先生。

・インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ (ISC)
 1995年、ロンドンで始まった、某社イチオシのコンペティション
 マスターブレンダー、チーフブレンダー、マスターディスティラーなどの全員一致の合議制で執り行われているそうですよ。
 

 全部、内輪で決めて、大丈夫?とか言わないように。

・サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション (SWSC)
 米国の専門誌、ボナペティート等が主催する、アメリカ最大クラスのスピリッツ・コンペティション
 ホテルマン、バーテンダー、シェフ、ジャーナリストなどにより選考される。

・ワールド・ウイスキー・アワード (WWA)
 ウイスキーマガジン主催の、みんなが気になるコンテスト代表ですかw? 
 基本ブラインドでのテイスティングを経て、6部門に分かれてそれぞれの最高品を選ぶ。(らしい)

・インターナショナル・レビュー・オブ・スピリッツ・コンペティション(略称IRSCらしい)
 情報が乏しいんですが、某台湾のシングルモルトが受賞してるんで、最近の人ならピンと来るんでしょうか。

・ロサンゼルス・インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション
 
                                                      
 
 74年もの歴史を誇るワインとスピリッツの品評会。
 世界で名高いジャーナリストや蒸留酒の製造業者などが鑑評を行います。

 その中のインターナショナルスピリッツアワードに、2013年、新たに 焼酎部門 が開設された。     
 ・・・・・・・・・・え? 

・モンド・セレクション 
 1962年より始まった、食品、飲料、化粧品、ダイエット、健康を中心とした、製品の技術的水準を審査する民間団体の認証制度です。ちなみに、コンクール形式ではありません。
 全審査対象品のうち、5割が日本からの出品で、日本から出品した食品の8割が入賞している・・・・・
 

 こら、そこ。変な目で見てはいけません。 
 メ・・、メイド・イン・ジャパンの凄さ、思い知ったか!

ウイスキー・バイブル・最高賞(最高点)
 ウイスキーのパーカーさんこと、ジム・マレー氏が出している、ウイスキー・バイブル(いい加減日本語訳版出せっての)で選ばれる賞ですね。

モルトウイスキー・コンパニオン(最高点)
 例のMJ氏の書籍の最高点。賞じゃないけど、上と若干似てるし。有名なのはラガブーとマッカランですか。 

アメリカン ディスティリング インスティチュート(ADI)
 アメリカンウイスキーコンペティション。らしい。と言うのも情報が無い。

 とか、いっぱいあります。
 はっきり言って面倒なので、真面目に調べてないですし、私的にはどーでもいいことですので、気になる人はご自分でまとめて記事でも書いてくれ。


(例外的なもの)
ウイスキーヒルズ・アワード
 2009年より我が国でスタートした、ウイスキーと相通ずる、<深みのある、本物の方々>を選ぶ賞だそうです。
 ・・・・・いや言わない。やっぱ言お。

 有名人の イメージ なんか、どーでもいいですわ。

 申し訳ないが、世の中みんな一様に苦労してるもんでしょ。貴方も日頃ご苦労を重ねておられるし、同じく私だって、家の内外(特に家の中)で苦労してます。
 その中で、多くの方々を、有名人に、<深みが及ばない・言い換えると、浅薄だ>とさえ見せるこの賞に、一体何の価値が、どれだけあるって言うんですかね。
 そして、これに協賛してる奴らが、こっち関係でウヨウヨ居るってのが、また怖い。てか、痛い。

 こんなもんに金使うなら、チャリティー名目とかで、シングルカスクを一樽出してくれっつーの。
 クッソ下らねえ、・・(←自主規制)みたいな賞を、我が国 発信とか、止めろよ恥ずかしい。ガチで国内最高のウイスキーを1本選ぶことさえ、ビビって出来ない分●で。

 深み?本物?缶のハイボールさえ、日本じゃ本物のウイスキー酒税法より)だが、ハイボール女優、ハイボール俳優(チョコボール●●みたい)だとか、激賞してくれってことか。最近の日本映画なんて、まさにそんな感じだし。そもそも、有名人のイメージとウイスキーに、何の関係があるんだっつーの。そして、それがボトルの中身に、何をもたらすと言うんですか。

 
 もっとシンプルに行きましょうよ。
 

 素晴らしいものを生産する、それを飲み、素晴らしいと感じた方が、そのボトルを可愛がる。これとヒルズ・アワード、どっちがより健全で、双方に利益があるか?その回答は、我々一人一人が出すものではありますが。
 

 って、ピーター・マッキーさんが、こないだ私の枕元で言ってました。

 私は、一切、そんなことは思わないんですけど。
 


 閑話休題 (←正しい使い方だろうか)

 他様々な賞もある訳ですが、ザックリと調べただけで、え~・・・(計算中)、10個?

 さらに、あくまで客観的な視点からの疑問として、例えば、焼酎を、国際コンクールで競うってのも、変じゃないです?だって、基本は日本他、精々アジア圏の酒で、欧米で造っているとこって、少ないでしょう。似たような酒として、あっちにはブランデー、ウイスキー他もあるのだし。

 また、一時期、日本酒のコンクールを、知名度の獲得を目的に、欧州でコンペティションしてたってのもある。
 つまり、手法としては、コンクールしようよ!(気になるよね~?)ってのは、二つくらい前の時代の手法、意図なんです。
 その日本酒コンクールも、今は日本でやってるらしいけど、つまるとこ、そう言うのの派生(海外系・日本系かは知らんけど)、生き残りとして、色んな<国際>コンクールが出来ていると思います。だって10個って、多くねえか?

 ここまでお読みになって、率直なご感想として、どう思われますか?
 受賞したから、それが世界一だと、お感じになりますか。私は・・・・・・・・・・・な、なるけどぉ?
                                          (こんな感じを、ツンデレって言うのか?)

 オジサンわかんな~いwwwwwww ←あくまで私的に、自分で書いててツボった
 



<言わせろコノヤロー!> *天山風

 受賞したから、何だよ。

 成程、凄い。日本もやっと、素晴らしいウイスキーって認められたんだ~って、半分は、思うよ。
 で、だから美味しいと思う?だから買う?

 飲んだことない人が、それ飲んで、

A: 「成程!世界一だ!」   って思ったなら、 いいんです  が。
B: 「成程!<これが> 世界一 <か!>    って思ったなら、

 そりゃ <アホ> です。
 貴方が、<これこそ、世界一だ>と確信出来ないなら、そりゃ貴方の世界一じゃあねえってことじゃんさ。

 例えば、そこらにある絵画、油絵とか、あんなもんを買うとき、貴方は、せめて自分にとって好ましいもんを、選ばないのでしょうか?
 
 

 もし欲しくもないけど、画家の名前で買ったならば。
 それは、芸術への理解ではなく、単なる見栄に過ぎない。見栄ってのは体裁を整える為のこけおどしですから、同じ絵を飾っていても、自ずと理解力や愛着に差が生じるもんです。もっと言うと、満足の度合いさえ異なる。

 ここが、仮に抽象的・直感的であれ、自ら評価出来る人間と、流行りだの何だのにすがって、乗せられる人間の、決定的な違いだと思う。何であれ。

 ブームに乗っかるのも有りだろうけど、そう言うのが増えたから、近頃、華々しくメディア使って受賞を煽るんではないでしょうか。本来・・・・・。

 貴方こそ、最も権威ある最終審査員だってのを、忘れていませんか?


 
 我々は傍観者ではなく、現実(苦しい中から・・・)金を使って、最後にウイスキーを買ってやる、最終審査員であり、絶対的な評価者ですよね?

 全てとも言わんし、実際は違うだろうが、内輪で決める程度の賞ってのは、
 BARでいいね・ダメだね未満の信用 だと、私は思うんですが。

 世界一になった、なる、ってのは、ウイスキーについては必要ない。往時のマッカランのように、素晴らしければ誰もが評価するのです。

 そして、世界一になったから、その酒を飲むではなく、自分の好きなウイスキーが世界一になったのを喜ぶ、この程度でいいんじゃあないでしょうかね。


<このブログの主旨は、あくまで個人の妄想、冗談、嫁への愚痴であって、何かしらの信用を担保する物では御座いません。各賞には明確なプロの評価があり、十分信用に足り得るものです。受賞は大変栄誉でもあり、かつ難しいものであることをお断りさせて頂きます。>